原種系
Species
ロサ カニーナ
Rosa canina
別名;ドック ローズ(Dog rose)
系統=原種 咲き方=一季咲き
香り=有 作出年=――
原種バラのなかの原種バラともいえる種。生息域がほぼヨーロッパ全土にわたっているらしくあっちの国々での野ばらなるそうです。バラの歴史の中ではかなり根っこの辺りから登場するバラで、原種系のバラのうちダマスセナとセンティフォリアの片親はこのカニーナとされています。
ローズヒップってご存知?ローズヒップ自体はバラの実をさしますが、食用等の実用性をもつローズヒップはスイートブライヤー(エグランタイン)、ハマナスとこのカニーナになります。特にローズヒップティー等に使われるのはこの品種。最近では居酒屋さんでもローズヒップを使ったチューハイがあったりしますので知ってる方も多いとは思いますが、ビタミンCの含有量がレモンの20倍あるそうです。
ということは生食しても酸っぱいかおいしくないということは予想できるのですが、そこは実学を重んじる薔薇野郎ですから試しに食べてみましたが、どうしていいのか分からない味でした。ちなみに「決定版 バラ図鑑」でも実は生食には向かないと書いてあるくらいで、基本は実の中にある種を取り出して、砂糖で煮てジャムにするか乾燥させてティーにします。
ちなみにドックローズという名や学名のcaninaも「犬」を表わしています。「基本
ハーブの事典」によると狂犬病の犬に噛まれたときの薬にこの根が用いられたからという説や棘が鋭いためダッガー(短剣)の縮小語のダッグが訛ったものという説があるのだとか。
上の画像は光の関係で白く見えますが実際は薄ピンクです。ただ原種バラですので花色の変異は多く白っぽいものから濃ピンクまであります。
私の持っているカニーナの樹形はブッシュになってます。ただ私は鉢で管理しやすいように毎年冬の剪定はかなりの強剪定にしているので庭植えでの最終樹形がどうなるのかわかりません。シュラブになっている画像も見たことがあります。
他の原種系薔薇と同様、植え付けにあまり肥料を入れすぎないほうが良いようです。気持ちが良いくらい立派な株に育ちますが見事なくらい花が付きません。そのことをよく知らなかった私は、おかげで2年くらい観葉植物のような立派なカニーナを育てる羽目になりました。
最後に書く必要もないかとも思いましたが、念のため。
実を採りたい方はくれぐれも他の薔薇のように花柄は摘まないで下さい。
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